歯周病

歯周病はただの口の病気ではなく、生活習慣病でもあります。 歯科医院で治療を受けることは重要ですが、それだけでは十分ではありません。日々の正しいセルフケアをし、生活習慣の見直すことが重要です。

例えば、正しいブラッシングができていない、喫煙や食生活が歯周病を悪化させているなどの懸念があると、歯周病のリスクは常に高い状態になってしまいます。

歯科医院での処置が適切でない場合、歯周病の改善を止められず、再発を繰り返してしまうことがあります。

例えば、歯垢や歯石を除去するだけの治療では、症状が改善しないケースもあります。歯周病の主な原因は細菌感染のため、感染源を除去し、再発を防ぐための治療が必要です。治療を受けているのに症状が改善しない方、すでに多くの歯を失ってしまっている方は、セルフケアと治療のどちらか、もしくは両面に問題がある可能性があります。

ALBA歯科&矯正歯科ではセカンドオピニオンをお受けしておりますので、現在の治療方法に不安を抱えている方は、ぜひご相談ください。

ALBA歯科&矯正歯科では、的確な検査・診断をもとに、目に見えない細菌に直接アプローチする原因療法を取り入れて歯周病治療をいたします。重度の歯周病には、失われた骨の再生を目指す「歯周組織再生療法」や深部の歯石を除去する歯周外科治療を行い、進行した症状にも対応。

また、歯ぐきが退縮した方には歯肉移植術を、歯周病の予防には高濃度ビタミンC点滴療法を取り入れています。さらに、歯科衛生士担当制により、あなた専任の衛生士が治療から予防まで丁寧にサポートします。

歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶け、歯がグラつくようになります。このような状態になると、抜歯する必要があると診断されることが多いですが、ALBA歯科＆矯正歯科では、「歯周組織再生療法」を用いることで、可能な限り歯を残す治療を行っています。

当院では、エムドゲイン療法とCGF療法 の2つの方法を用い、失われた骨の再生を促します。

エムドゲイン療法は、歯周病によって失われた骨を再生させるために、エムドゲイン・ゲルという特殊な薬剤を使用する治療法です。このエムドゲイン・ゲルには、骨の成長を促進するタンパク質が含まれており、治療後数ヶ月〜1年程度で骨の再生が期待できます。

エムドゲイン療法は、患者様の自然な骨構造を回復させることで、歯をしっかり支え、長期的に健康な口腔環境を維持するための重要な治療となります。

CGF（Concentrated Growth Factor）療法は、患者様自身の血液に含まれる成長因子を活用し、歯周病によって失われた骨を再生させる治療です。

採取した血液を特殊な装置で処理し、成長因子を高濃度に含むフィブリン・ゲルを作成します。これを骨が失われた部分に移植することで、組織の修復や再生を促します。自分の血液由来のため、アレルギーや拒絶反応の心配がないのが特徴です。

初期の歯周病であれば、歯周ポケットも浅く、通常のクリーニングで歯石を取り除くことが可能です。

ただし、重度の歯周病では歯周ポケットが深くなり、通常の器具では除去できないこともあります。

これを放置していると歯周病がさらに進行し、最終的には抜歯が必要になる可能性もあります。

FOP法（歯肉剥離掻爬術）は、通常のクリーニングでは除去できない深部の歯石や汚れを取り除くための歯周外科治療です。 特に、進行した歯周病に対して有効な手法であり、重度の歯周病の治療となります。

この治療では、局所麻酔を施した後に歯肉を精密に切開し、専用の器具を使って奥深くの歯石や細菌を除去します。治療後は、歯周ポケットが浅くなり、健康な歯肉が再生されます。

FOP法を行うことで、歯周病の最悪を回避し、最終的に抜歯を回避できる可能性が考えられます。歯周病が進行し、歯がグラついている方や通常の歯石除去では改善しない方に適した治療法です。

歯周病が奥歯の根の分岐部（歯の根が分かれる部分）まで進行すると、通常の治療だけでは改善できません。ルートセパレーションでは、歯を2〜3分割し、通常の対処では施術できない部分の歯石や汚れを効果的に除去します。

治療後は、分割した歯を保護し、機能性と審美性を回復させるために、被せ物を装着します。機能性にも見た目にも配慮した仕上がりを目指しますので、ご安心ください。
ルートセパレーションは、抜歯せずに長期的な口腔の健康を維持することが期待できます。

歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶け、歯茎が下がって歯が長く見える状態になることがあります。これにより、見た目に影響を考えるだけでなく、知覚過敏や虫歯のリスクが高まるため、適切な治療が必要です。

そこで行うのが「歯肉移植術」です。この治療では、歯茎が退縮した部分に、口腔内の別の部位から採取した歯肉を移植します。2〜3ヶ月ほどで傷が癒え、健康的な歯茎が再生されます。
歯肉移植によって、見た目の改善だけでなく、機能性も改善できるため、歯周病の進行を防ぐための重要な治療となります。

高濃度ビタミンC点滴療法は、もともとがん治療のために開発されたものですが、近年では歯周病やインプラント周囲炎の予防・改善にも効果があることが明らか になっています。

ビタミンCには強力な抗酸化作用があり、歯周組織の強化と健康維持、口内粘膜の状態の改善に役立ちます。点滴で直接血管内に高濃度のビタミンCを投与することで、経口摂取よりも高い効果が期待できます。

歯周病治療は、一度の処置で終わるものではなく、日々のケアと定期的なメンテナンスが欠かせません。当院では、患者様一人ひとりに専任の歯科衛生士が担当し、個々の生活習慣や口腔状態に合わせてサポートします。

担当の歯科衛生士が、治療の進行管理からセルフケア指導、日常の疑問や不安の解消まで、長期的に寄り添いながらサポートします。この制度により、信頼関係を築きながら、より効果的な歯周病予防・治療を実現できます。

歯周病治療は、医療行為だけでなく、患者様との継続的な関係が大切です。ALBA歯科&矯正歯科では、あなたの口腔健康を守るパートナーとして、長期的なサポートをお約束します。健康な歯と歯茎を維持し、笑顔あふれる毎日を一緒に目指しましょう。